赤十字・共同募金「義援金」の使途、NPO/NGOへの「支援金」の使途
自分も何かできることをしたいとの思いから、寄付をされた方、検討している方は多いと思います。
そこで気になるのが、寄付したお金がどのように使われるのかです。
赤十字・赤い羽根共同募金の「義援金」と、NPO/NGOへの直接寄付との違いをまとめてみましたので、ご参考にしてください。
簡単に言いますと、災害支援の寄付・募金には大きく以下の2つの目的があります。
1.被災者への直接支援(見舞金等)=義援金 2.被災地で様々な支援活動を行っている機関・団体(NPO/NGO等)への活動資金提供=支援金
メディアが呼びかけている義援金(赤十字、共同募金など)は、主に1に対応しています。
これは被災者の方にとって、多くの方の応援の気持ちが篭った貴重なお金となります。
一方で2に対応したNGO/NPOなどへの寄付は、個々に寄付・募金を募っていますが、十分な資金が適切なタイミングで集まりにくい状況になっています。
これはメディアになかなか取り上げられないため、一般への認知度が低く、また寄付したいと思っても自分で調べて信頼できる団体かどうか判断するのが困難だからです。
以下にそれぞれの寄付の特徴を書きます。
義援金の使途は被災者への配分
大災害時の「義援金」については、基本的には被災者に配分される仕組みになっています。
(行政の行う復興事業等には使われません)
赤十字、赤い羽根共同募金、自治体、TV局等が受け皿となって一括して集め、義援金配分委員会が設置されて、寄付金の100%が被災者への見舞金等になることになっています。
赤十字も通常の寄付とは全く別口で扱っていて、全額が配分委員会に送られるため、赤十字の収入には計上されていません。
(*赤十字の医療活動に寄付したい方は、通常寄付窓口へ)
<参考>(外部リンク)
新潟県中越沖地震 義援金受入・配分の流れ
新潟県中越沖地震 義援金配分委員会の設置について 2007年08月23日
新潟県中越沖地震 義援金第1次配分計画について 2007年9月4日 発表
新潟県中越沖地震 義援金第2次配分計画について 2008年3月19日 発表
上記のように、義援金に関しては、プロセスも配分先も明確になっていますので、透明性も信頼性も高いといえます。
留意すべき点は主に3つあります。
・被災者への配分は後日行われ、支援団体が行う緊急支援、復興支援に使われない
・寄付金額の公表は各組織を信頼するしかない
(多様な手段で短期間に大金が集金されるので、赤十字等を騙った詐欺行為や中抜き等の問題があっても分かりにくい)
・関わる人々の人件費や必要経費は税金等で賄われているので、実際には別途費用がかなりかかっている
貴重なお金ですので、くれぐれも、義援金詐欺などに巻き込まれないよう、直接、赤十字や共同募金会、自治体に寄付を預けるようにご注意ください。
一方、今まさに現場で活動している、災害支援NPO/NGOに対する活動資金も必要です。
大災害時の「義援金」については、基本的には被災者に配分される仕組みになっています。
これには大きく2つの特徴があります。
1)被災地の実情に合わせて、必要な支援活動に各団体が柔軟にお金を使える
2)寄付者が、自分たちの代わりに支援活動を行ってくれている人々を応援できる
NPO/NGOにより活動地域や活動内容が異なりますので、自分の関心に合った寄付先を選べば、より支援活動を身近に感じることができます。
医療、物資、食事、メンタルケアなど共通課題のほか、障がい者、外国人、アレルギーなど個別課題に対応している団体もあります。
寄付をすると、寄付したことで「役に立った」と満足してしまいがちです。
是非、その後、自分の大切なお金がどのように使われ、どのような成果に繋がったのか、継続して気にして欲しいと思います。
それを気にかけることが、団体と支援を受けた人々の大きな励みになり、次の活動への活力になります。実際の被災地の現場には、想像以上に困難が待ち受けているからです。
団体や被災者に、是非とも応援メッセージを送ってください。
活動報告がきたら、是非ともひとこと「ありがとう」を送ってください。
心と心の交流こそが、お金以上に大きなパワーを生む源泉なのです。
(GiveOne (ギブワン) スタッフブログ「赤十字・共同募金『義援金』の使途、NPO/NGOへの『支援金』の使途」より抜粋)
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